シャクナゲやアケボノツツジ、ミツバツツジなどの花の写真や苗の育成、植樹記録とこれらに関する山歩き報告です。

アケボノツツジやシャクナゲの花々に魅せられて

九州の山に登り始めて十余年、アケボノツツジやシャクナゲ、ミヤマキリシマなどの花々に魅せられて花を見るために祖母山系や九重の山々、犬ヶ岳などに毎年登っていますが、祖母山などいつの歳までも登れる山ではありません。そうした年齢になってもこれらの花々を見れたら素敵なことだろうとの思いから、個人で苗木作りを始めてみました。

シャクナゲの鉢植えからスタート

まず始めたのがシャクナゲ、2000年より求菩提シャクナゲ祭りや道の駅などでシャクナゲの苗木を購入しては鉢植えで育て始めました。しかし、大きくはなっても花は咲かず、また花芽付きの苗も翌年には花をつけません。そこで2006年に近くの公園に植えたところ翌年には花を付けましたが、その後枯れてしまいました。8本植樹したシャクナゲも枯れずに残っているのは現在1本だけです。

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2004年花芽付き苗の開花 2007年公園に植樹した翌年に開花

皿倉山にシャクナゲを植樹

こうした花木は高山の植物であり平地での育成は難しいものと思われます。
そこで2009年にケーブルカーで手軽に登れる北九州市の標高622mの皿倉山(山頂からのパノラマ写真はこちら)にシャクナゲを植樹してみたところ、樹勢も大きくなり2011年より花を咲かせるようになりました。この2009年の植樹からの記録が石楠花日記です。

皿倉山に植樹したシャクナゲ
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2009年植樹(2009/3/18) 2019年の開花の様子(2019/4/15)

 

アケボノプロジェクト2033(AKPJ33)始動

シャクナゲの苗木は購入することが出来ますが、アケボノツツジの苗木は市販されていないようです。そこでタネから育てて苗木を作り花を咲かそうと思い立ったのです。2010年にアケボノツツジとシャクナゲをバラ蒔きしてみたところ発芽が確認できました。一方、近縁種のアカヤシオ苗を2009年に購入して鉢植えで育てコガネムシの幼虫で枯らしたりもしましたが、アケボノツツジの苗木育成も何とかなると。ただ、アケボノツツジは花を付けるまで20年かかるそうです。個人の趣味でやることですが、20年もかかるのであれば大きな事業という意味合いからアケボノプロジェクトと名付けた次第で、アケボノツツジを開花させる目標年を2033年として、アケボノプロジェクト2033、略してAKPJ33が始まりました。

 実生苗の育成

2010年にばら撒きしたアケボノツツジとシャクナゲの苗はその後の豪雨と猛暑で全滅しました。以降毎年種まきを続けていますが、育成過程でどんな障害が発生するのかわからないことだらけでとりあえず2016年までは種まきを続けるつもりでいます。その後は苗を大きく育てることに専念し2020年ぐらいから山へ植樹できるのではないかと目論んでいます。

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アケボノツツジの実とタネ アケボノツツジは播種後1カ月で発芽
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アケボノツツジ播種後7カ月 アケボノツツジ1歳苗の若葉

 苗育成数

2017年春の苗育成状況を別途報告する予定です。

 レポート(ブログ報告)

苗の育成過程をブログで報告します。カテゴリーは以下のように分類しています。

  • 実生苗の育成状況
  • ベランダのシャクナゲやミツバツツジなどの花
  • 皿倉山の植樹したシャクナゲやその他の花々
  • 登山での見た花などの山行報告

 姉妹サイト

姉妹サイトの山の写真(パノラマ)では北アルプスや九州の山々をパノラマ写真で紹介しています。またパノラマ写真の撮影方法や作成方法なども紹介していますので宜しければお立ち寄りください。(写真は大喰岳からのパノラマ写真、中央が槍ヶ岳)
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