アケボノツツジやシャクナゲなどの苗の育成状況の報告です。ちなみに現在の苗の数は下表のとおりで今後はトップページで報告していきます。

播 種 年 (2014年5月27日時点、カッコ内は発芽率)
2011年 2012年 2013年 2014年
アケボノツツジ 117 97 108(71%)
ミツバツツジ 11 113 51(67%)
オンツツジ 65(85%)
シャクナゲ 35 115 102 68(45%)

○当歳苗

  • アケボノツツジの発芽率は71%で前年並み、ただ今年は苗立枯れが既に7本と多く、害虫の食害も始まった。害虫対策は困った時のオルトラン剤を散布。
  • シャクナゲの発芽が少ないというか遅れている。蒔いたタネというよりも、去年はミズゴケを用いたが今年はミズゴケを使わずに種まき用土の上に蒔いたその違いだと思っている。
  • すべて点蒔きしていたつもりだったが、重なって発芽してきたアケボノツツジ苗が2セット4本出たので植替えを行った。根はこの時点で既に3㎝ぐらい伸びていたが、絡み合うことなく簡単に分離でき植え替えることができた。バラ蒔き後の間引き移植も意外と問題なさそうだ。
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アケボノツツジ、虫による食害にあった苗、オルトラン剤を散布
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点蒔きしたはずが、重なって発芽したアケボノツツジの苗
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播種83日目のアケボノツツジの根の状況

○2歳苗の移植
・一昨年の秋に9cmポットに植えていた苗、苔の発生がひどく苔を取り除くと土の量も少なくいので10.5cmポットに植え替えてみた。

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アケボノツツジとシャクナゲの2歳苗、105㎝ポットに植え替えることにした。
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アケボノツツジ2歳苗の根の状態

○陽当たりによる若葉の紅葉
・ベランダや山間の陽当たりの良い場所で若葉紅葉対策に遮光ネットで覆った。ベランダではまだ緑の復活は見られないが、山間の苗には緑復活の兆しが出てきた。

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日当たり時間の短い庭、鮮やかな若葉の緑。
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 ベランダ、遮光ネットで覆ったが緑の復活はまだ。
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 山間に置いた苗、遮光ネットの効果か緑色が復活の兆し。
下↓は同じ苗の4月27日の紅葉状態
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○新芽の芽吹き

  • 夏の暑さのせいか、アカヤシオやアケボノツツジ苗は翌年に芽吹かすはずの芽をその秋に芽吹かしてしまった。そのため芽吹きの準備が出来てない状況でこの春を迎えている。アケボノツツジの2歳苗でこの影響が顕著でうまく芽吹く苗も多いが、芽吹いていない苗が20本を超えている。
  • 去年の夏には鉢植えのアカヤシオとシロヤシオ4本が夏に葉を落として新芽を芽吹く状況で枯れていった。唯一残ったアカヤシオは未だに一本の枝しか芽吹いていない。
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新芽が芽吹かないアケボノツツジ2歳苗
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一枝だけ芽吹いたアカヤシオ