三連休中日の9月14日に尾平登山口から黒金尾根経由で障子岳に登り天狗岩や烏帽子岩から祖母山のパノラマ写真を狙ったが、稜線付近にはガスがかかり祖母山のパノラマ写真にはならなかった。もう一つの目的、この時期のアアケボノツツジの確認はできた。

出発時は快晴で尾平登山口から見上げる祖母山稜線はいつもながらの大迫力で、期待も高まった。

P1290844m

尾平登山口からの祖母山稜線

P1290841m

望遠 左が祖母山(今回は登らない)

P1290842m

望遠 天狗岩

P1290843m

望遠 烏帽子岩

稜線に出るとガスがかかり始め気にはなったが、とにかく天狗岩に向かった。天狗岩に着くと祖母山にもガスが掛かり始めて見えないが、反対側の本谷山から古祖母山にかけては素晴らしい眺めだった。ガスは勢いを増しているようなので烏帽子岩はスルーして障子岳に登った。

P1290859m

登山道から見上げる天狗岩

P1290869m

登山道から振り返る祖母山

tenguiwa01

天狗岩から見る左から本谷山、古祖母山、障子岳

障子岳山頂部は新しい地肌が見えている。その崩落現場の脇を登って鹿避けの柵を通ると障子岳山頂に着く。尾平側はガスで白くなにも見えないが、高千穂側は綺麗に晴れ渡っている。北からの風が吹きあがってガスが湧き出ているのだ。この風が収まればガスも消えるはずであり烏帽子岩に上がってガスが晴れるのを待つことにした。

P1290930m

障子岳山頂直下の崩落痕

P1290892m

崩落現場

 

P1290913m

障子岳山頂、奥に鹿避けの柵

P1290912m

尾平側からガスが湧く古祖母山への稜線

shojiidake01

障子岳から高千穂町方面、左端は古祖母山

烏帽子岩には一人の登山者がいて暫らく話をしたが、その登山者も去り一人でガスが晴れるのを待った。ガスの中天狗岩に立つ登山者やアケボノツツジ、シコクママコナの写真を撮っていると風向きが変わったのかガスが切れ初め尾平側の景色が開けた。が、下山予定時間になっても祖母山や傾山のガスは取れず、パノラマ写真は次回に期待と下山した。
(帰宅後過去の写真を調べてみると天狗岩からのパノラマ写真があった。2008年5月の天狗岩からのパノラマ写真はこちら

P1290967m

烏帽子岩

P1290924m

天狗岩の上の登山者

shojiiwa01

烏帽子岩からの展望、左にガスのかかった祖母山、中央地肌部が尾平登山口

今回の山行で天狗岩や烏帽子岩付近にもアケボノツツジが多いいのに驚いた。ゴールデンウィークの花の咲くころに2,3回来ていたが、花が咲いていないと葉もなく見逃していたのだ。今回その特徴である五葉でアケボノツツジとわかったが、来年の花芽は確認できなかった。雄大な展望の天狗岩や烏帽子岩で咲くアケボノツツジを見てみたいと思う。
また、アケボノツツジの根元付近で幼苗を探してみたが、幼苗を見たのは稜線上のクマザサの中だけで天狗岩や烏帽子岩付近では見なかった。厳しい自然条件の中では発芽自体が非常に少ないのであろう。

P1290868m

アケボノツツジの五葉

P1290915m

アケボノツツジの実

P1290977m

アケボノツツジの来年の花芽?

P1290974m

アケボノツツジの幼苗

この登山での花々

P1290935m

シコクママコナ

P1290971m

リンドウ

P1290851m

オオマルバノテンニンソウ

P1290972m

シャクナゲの実