アケボノツツジ
アケボノツツジは落葉小高木のツツジで九州では祖母山系から市房山にかけての九州脊梁山地の標高1000m以上の高地に自生しています。ゴールデンウィークのころ、葉が出る前にピンクの花を咲かせますが、その光景は周りの新緑と皐月の青空に映えてとても綺麗です。
九州脊梁山地に自生しているアケボノツツジ |
アケボノツツジの花 大きさは約5cmと大きく、花冠は5裂しています。 |
近縁種のアカヤシオの葉です。その年に伸びる枝先に5枚の葉を展開します。ヤシオツツジ類はシロヤシオがゴヨウツツジと言われるように枝先の5枚の葉が特徴です。写真のアカヤシオは5歳苗を購入して鉢植えで育てていたのですが、用土に腐葉土を混ぜていたためかコガネムシが産卵しその幼虫が根を食い尽くして枯れてしまいました。 |
秋には翌年に咲く花芽ができています。 |
実は15㎜ほどの大きさでとても硬い殻で覆われています。 |
乾燥すると先端が5裂に割れてタネが出てきます。(朔果)タネは約2㎜ほどの大きさで一つの実から50個ほど取れます。 |
3月初めに蒔くと一月ほどで発芽が始まります。2013年の0歳苗の成長記録はこちら です。 |
アケボノツツジ1歳苗の若葉の展開状況です。 |