皿倉山に植樹したシャクナゲは予想通り満開となっていたが、花弁は霜にあったのか端が茶色に変色している。週初めに福岡市でひょうが降るほどの寒気が入った影響だろうが、しっかりと咲いているさまは逞しい。
皿倉山にはケーブル駅、スロープカー駅、ビジターセンター、皿倉平らからケーブル頂上駅までの登山道わきにシャクナゲがあるが、ほかに森林植物園内にシャクナゲがあると聞いていたので行ってみた。
まずスロープカー駅、ここには大きなシャクナゲが咲き始めていたが、花の色や葉の形状からアカボシシャクナゲのようだ。花冠が5裂であれば間違いないのだが、今回の写真ではそこまでは確認できていない。
ビジターセンターのシャクナゲは遠目から花芽は少ないように見えた。
ケーブル駅から皿倉平までの登山道わきのシャクナゲは日あたりが悪い所為か花を見たことはない。
森林植物園内では、まずビジターセンターから約15分歩いた山側に数本のシャクナゲを見た。陽当たりは良いようで大きな株もあるが、今年は裏年なのか花は数輪しか付いていない。
それから約10分歩くとシャクナゲ園かと思わせる場所に着いた。下草が刈られ陽当たりも良いのだが、ここも花つきが悪い。そんな中でも朱色から薄いピンクへと綺麗に咲き始めている株が一つだけあった。これだけでもここまで来た甲斐はあったとは思うが、ケーブル利用の一般観光客に往復約1時間は遠すぎる。
帰宅後、ベランダの満開のシャクナゲに人工受粉をした。受粉後もアカボシシャクナゲの時のように花粉が付いたように見えない。今日見た森林植物園のシャクナゲの花には花粉らしきものが写っている。ベランダのこのシャクナゲは2010年に買った苗でまだ実を付けるほどまでには成長していないのかもしれない。