四国を直撃した台風11号も過ぎ去り、もうそろそろ本格的な夏になってくれそうだ。
ツツジやシャクナゲの苗の成長状況、まず、今年蒔いた苗の状況について今年は惨憺たる状況で過去60~70%の発芽率が今年は平均25%、シャクナゲは10%にとどまった。
最初に芽を出すアケボノツツジの発根まではすこぶる順調だったのだが、その後アケボノツツジでタネの殻から子葉を出さずじまいに立ち枯れていくものが続出、ミツバツツジやシャクナゲは発根数自体が少なくそのうえに同様の状態となってしまった。種の殻の中で子葉が育っていないようで霧吹きの多用によって中が腐り始めたみたいで、アケボノツツジの二つの育苗箱では発芽率が85%と20%の結果に同じ環境下での違いに原因がわからない。病害虫か対暑性が弱いためのものか全くわからないが、来年は水の与え方から注意してみたい。
今年蒔いたタネの発芽状況 |
苗の数 |
発芽率 |
アケボノツツジ |
89 |
42% |
ミツバツツジ |
6 |
14% |
オンツツジ |
8 |
18% |
シャクナゲ |
16 |
10% |
1~4歳苗について、山間に置いた苗で早くも葉を落とし始めているものがでた。暑さ対策として5月中旬から遮光ネットを被せていたが、ここでも同じ環境で葉を茶色にしたもの青々と緑を保っているものがある。ただ茶色に葉をしたものも新芽が伸びようとしており様子をみる。
4歳のミツバツツジで新芽が萎れていく症状がでた。結局よく伸びた主幹は枯れてしまったが、根本から脇芽が伸びて育っている。新芽が萎れたようになって枯れていくのは芽吹きのころの暑さによるものなのか、病害虫によるものなのか全く判っていない。
このホームページの訪問者の検索キーワードのトップが『ツツジ、枯れる』で、多くの人も悩んでいる問題だと思うが、どう解決すれば良いのか悩ましい。
当歳苗(写真はアケボノツツジ) |
発根後立枯れるアケボノツツジ苗 |
発根後立枯れるアケボノツツジ苗 |
アケボノツツジ発芽率85%の育苗箱 |
アケボノツツジ発芽率20%の育苗箱 同じ環境でこの違いは何? |
山あいに置いた1~4歳苗 |
芽吹き後、遮光ネットで覆う。 |
台風接近で遮光ネット取り去る。 |
順調なアケボノツツジ3歳苗 |
葉が枯れた後に新芽 |
葉が枯れた後に新芽 |
|
主幹が枯れたミツバツツジ4歳苗 |
5月17日、脇芽の若葉が枯れ始める。 |
6月1日、脇芽の枯れが顕著に |
6月1日、最上部の萎れ具合 |
6月7日、最上部の萎れ具合 |
6月14日、最上部も枯れる。 |
6月14日、根もとから伸びる新芽 |