7月の29日から8月1日まで震災のボランティア活動で熊本県西原村に滞在した。
7月31日日曜日のボランティア活動は団体参加が多く個人の事前申し込み受付が終了していたので、キャンプ予定の萌の里に登山口がある俵山に登れるのなら登ってみようと考えた。

・7月29日 7月30日 ボランティア参加
・7月31日 俵山見晴台
・8月1日 ボランティア参加(午前中で活動が終了したので午後は熊本城から帰路へ)

俵山は見晴台まで

現地に入って俵山へは登れることを確認したが、萌の里に行ってみて登山口は判ったが登山道が見当たらない。震災後に登山者がなく登山道が草に覆われてしまっている。登山自体は初級ルートと地図を準備してこなかったことを悔いた。町には書店がなく万事休すと思ったが、萌の里駐車場に俵山登山の案内板があった。これで登山道のイメージが確認でき、メモして地図替わりとした。

7月31日6時50分萌の里を出発。登山口には『入山注意 林道先地割れ多し 地すべりの恐れあり』と書かれたガムテープが杭に貼ってあった。ここから先草を掻き分けると直ぐによく踏まれた登山道に出くわした。牧草地の中のこの登山道を気持ちよく歩いて送電鉄塔の所まで登ると朝日が当たり始めた。ここからは日陰のない牧草地を朝日に向かって歩くことになり、暑さを感じ始めた。また道には地震の影響を伺わせる亀裂が所々に走っている。振り返ると萌の里の向こうに西原村から熊本平野が見える。
7時40分に見晴台と思われるピークに着いたが、とても暑い。一旦下った牧場のフェンスの柱にもガムテープに注意書きがしてあった。『入山禁止 地滑りの恐れあり』これで登山を止めることにしたが、暑さから逃れられるという安堵感もあった。潅木の脇の小さな日陰で涼んでいると数名の登山者が登っていったが、彼らを追いかけて山頂を目指すという意欲はまったく湧いてこなかった。1時間近く木陰で休んで登った道を引き返した。
今回は暑さに負けてしまったが、県道28号線が復旧し萌の里が再オープンした際には、この俵山に一番暑い8月に再挑戦しようと思っている。

DSC05118 (1000x750)

登山口の看板
周囲は草だらけで登山道が見えない

DSC05114 (1000x750)

萌の里駐車場の俵山登山の看板
これをメモして登山地図に代替

DSC05119 (1000x750)

萌の里を6時50分に出発

DSC05120 (1000x750)

登山口のガムテープに書かれた注意書き

DSC05125 (1000x750)

送電鉄塔で見る萌の里。この先正面から朝日

DSC05131 (1000x750)

登山道に走る亀裂

DSC05142 (1000x750)

見晴台、地震で崩れたケルン

DSC05143 (1000x750)

牧場のフェンスに貼られた注意書き

p001

見晴台の下からのパノラマ、右には被災した桑鶴橋のX型の橋脚が見える。