三連休中日の9月14日に尾平登山口から黒金尾根経由で障子岳に登り天狗岩や烏帽子岩から祖母山のパノラマ写真を狙ったが、稜線付近にはガスがかかり祖母山のパノラマ写真にはならなかった。もう一つの目的、この時期のアアケボノツツジの確認はできた。
出発時は快晴で尾平登山口から見上げる祖母山稜線はいつもながらの大迫力で、期待も高まった。
稜線に出るとガスがかかり始め気にはなったが、とにかく天狗岩に向かった。天狗岩に着くと祖母山にもガスが掛かり始めて見えないが、反対側の本谷山から古祖母山にかけては素晴らしい眺めだった。ガスは勢いを増しているようなので烏帽子岩はスルーして障子岳に登った。
障子岳山頂部は新しい地肌が見えている。その崩落現場の脇を登って鹿避けの柵を通ると障子岳山頂に着く。尾平側はガスで白くなにも見えないが、高千穂側は綺麗に晴れ渡っている。北からの風が吹きあがってガスが湧き出ているのだ。この風が収まればガスも消えるはずであり烏帽子岩に上がってガスが晴れるのを待つことにした。
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烏帽子岩には一人の登山者がいて暫らく話をしたが、その登山者も去り一人でガスが晴れるのを待った。ガスの中天狗岩に立つ登山者やアケボノツツジ、シコクママコナの写真を撮っていると風向きが変わったのかガスが切れ初め尾平側の景色が開けた。が、下山予定時間になっても祖母山や傾山のガスは取れず、パノラマ写真は次回に期待と下山した。
(帰宅後過去の写真を調べてみると天狗岩からのパノラマ写真があった。2008年5月の天狗岩からのパノラマ写真はこちら)
今回の山行で天狗岩や烏帽子岩付近にもアケボノツツジが多いいのに驚いた。ゴールデンウィークの花の咲くころに2,3回来ていたが、花が咲いていないと葉もなく見逃していたのだ。今回その特徴である五葉でアケボノツツジとわかったが、来年の花芽は確認できなかった。雄大な展望の天狗岩や烏帽子岩で咲くアケボノツツジを見てみたいと思う。
また、アケボノツツジの根元付近で幼苗を探してみたが、幼苗を見たのは稜線上のクマザサの中だけで天狗岩や烏帽子岩付近では見なかった。厳しい自然条件の中では発芽自体が非常に少ないのであろう。
この登山での花々