アケボノツツジとオンツツジの発芽が進んでいる。9㎝ポットにはそれぞれ5個ずつ点蒔きをしていたが、子葉が出揃ったポットもでてきた。
オンツツジは今年2月中旬に花芽確認の際に実を見つけて2週間後にはタネを蒔いたが、発芽率は良いようだ。

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子葉が出揃ったアケボノツツジ、今日子葉が開いた左下の苗にはタネの殻がまだ子葉に付いている。
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子葉が出揃ったオンツツジ、アケボノツツジに比べ半分以下の大きさ。
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オンツツジの発芽の状況

オンツツジの発芽している苗を見ているとその小さくひ弱なさまを改めて感じる。
オンツツジの一つの実には250粒を越すタネが入っていた。確率的な話になるが、1本の木に100個の実がなっていたとすると25,000粒のタネ、この木が50年継続して咲き続けると125万粒のタネ、でも自然の中だと花が咲きタネを結ぶまで成長する木は1本か2本だ。確率は100万分の1と非常に小さな値で物凄い幸運が積み重なったタネだけが成長する。
蒔いたタネの発芽率は70%を越すだろう。その後枯れていくものも出るが、人手が掛かった方がタネの生育確率は桁違いによくなるはずだ。
今年もタネ蒔き後に余ったタネは山に帰してきたが、小さな発芽苗を見ていると育ててくれる人が居ればその人にあげた方がタネにとっては良かったんじゃないかとも思う。