今年蒔いたアケボノツツジ、ミツバツツジ、オンツツジ、シャクナゲ、3月末より発根が始まっていたが、ようやくタネ本体を頭のように持ち上げるまでになった。頭を持ち上げた姿が一番多くみられるのはタネの大きなアケボノツツジで一番少ないのはシャクナゲ、これは例年と変わらない。今年初めて蒔いたオンツツジの発芽は順調で発芽率はかなり良さそうだ。

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アケボノツツジ、一番早く発根したが、頭を上げるまで約2週間かかった。細い根だけで立ち上がっているようで如何にもバランスが悪いが、細い根を土の中深くまで伸ばして必死に立ち上がろうとしているさまは逞しさを感じる。このままだと不安定で細い根が折れることも心配されるので土を少し盛ることにしている。
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シャクナゲ、発根が確認される数はまだ少ない。
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 ミツバツツジ、タネが小さく発根状態が見えてタネだとわかる。
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 オンツツジ、今年初めて蒔いたが、発芽率は良好のようだ。

 

アケボノツツジの1歳苗と2歳苗の新芽の状況に差がある。1歳苗は新芽が出て葉を広げ始めているが、2歳苗は新芽が膨らんでいる状況で芽が出るのはこれからだ。2歳苗は去年の夏に一旦葉を落としこの春に伸ばす芽を去年の秋に出してしまった影響でこの春の新芽の準備が遅れたものと思われる。

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多くの1歳苗はすでに新芽が出て葉を広げ始めている。
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2歳苗の多くはこれから新芽を伸ばす。

 

鉢植えのアカヤシオやシロヤシオも夏に一旦葉を落とし秋にまた芽吹くということを繰り返していた。これは夏の暑さや日照が影響しているとの思いから遮光ネットで覆ってみたが、アカヤシオやシロヤシオは去年の夏に枯れてしまった。プラ鉢を使用していたこともあるが暑さで根が傷んだのだと思う。残ったアカヤシオやシャクナゲは駄温鉢に植え替えたが、暑さ対策が苗作りの最大課題だ。
そこで育てている1歳苗と2歳苗の一部を山間部に置くこととした。従兄が野菜作りで借りている畑の側に置かしてもらうのだが、気温は市街地より平均で2度は低いという。夏の夜の気温差はさらに大きいと思われ暑さ対策になるのではないかと思っている。それと一か所に置いておくことのリスクを分散させる意味合いもある。しかし、従兄曰く、「イノシシが出て蹴散らかしていくかも。」これは新たなリスク?
従兄の畑は電線で囲っているが、電源がバッテリーのため充電補充を繰り返しているという。太陽電池を活用できないものかと思う。

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山間の畑の側に置いた1歳苗、2歳苗